2012年10月02日

彼岸花

今朝、いつものように自転車で息子たいかんと通園していると、
「あっ、彼岸花だ!パパ戻る、戻る!」
先頃覚えたばかりの彼岸花を見つけた息子は大喜びで僕に戻れと指示を出した。
「彼岸花は英語で何て言うの?教えてパパ」
どうやら、担任のMs.Sarahに彼岸花を見つけたことを報告したいらしい。


気の利いた公園や緑道には、植えられている樹々や花にネームプレートがひっそりと付けられている。
そこには、日本名と英語名、そしてラテン語による学名が表記されていることが多い。
小さい頃から散歩中にそれらを読んであげていたので、息子は僕が植物の名前を様々な言語で知っていると思っているらしい。
そこで僕は彼に図鑑をプレゼントした。
知人から頂いた素敵な花図鑑と植物図鑑だ。
散歩や公園で遊んでいる最中に気になる植物を見つけると「パパ教えて」とくるのだが、さすがに僕の知識では息子の好奇心にもう応えきれないことが多くなる。
そこで僕はこう提案する。
「よし、家に帰ったら図鑑で調べてみよう」
すると息子は
「うん、真ちゃん(知人のこと)にもらった本でね!」

帰り道、僕と息子は彼岸花の英語名を推理し合う。
「彼岸花は何に似ていると思う?」
「たいかんは、彼岸花は、花火みた〜い!(に見える)」
「なるほど。たいかんの好きな線香花火を逆さにしたみたいだもんね。じゃあ、英語だとfirework flowerかな?」
「違う。O〜〜〜range hanabi flower!!」

さて、僕は以前迷っていたことがある。
それは、iphoneに図鑑アプリを入れておくべきか?、という問題。
悩んだ結果、僕はそれを入れておかないようにした。
確かに、いつも持ち歩いているiphoneに図鑑が入っていれば、急な息子の質問に答えることもできるだろう。
もっとたくさんの植物の名前を教えてあげられるかもしれない。
でも、そのかわりに失うこともある。
例えばそれは、「推測して楽しむ時間」。
自分が感じたイメージを自分の経験や語彙を総動員して表現してみる、という思考トレーニングを楽しむ時間。
もう少し息子が大きくなったら携帯できる図鑑アプリもいいだろうが、まだ三歳の息子に答えをすぐに出してしまうことは、彼の考える力を養う機会を奪うことにもなる。

そんなふうに、僕は考えた。
だからまだぼくは、図鑑アプリをダウンロードせずに、重たい本を文字通り重用している。



 ちなみに彼岸花の英語名はred spider lily。
 つまり、赤い蜘蛛みたいな百合。
 これは説明も簡単だ。
 そして学名はLycoris radiata。
 radiataとは「放射状」という意味。
 さて、radiataをどう説明しようかな?




posted by 岡昌之 at 10:01| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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