2012年10月09日

父と息子のカナダ紀行C 〜親子留学 in KELOWNA〜

今回は、僕と息子の記念すべき初ホームステイ先のホストファミリーの話をしましょう。
僕らを迎え入れてくれたのは、レスリーとマーリー「夫婦」です。
この「夫婦」には、この秋から小学校に入学する男の子と、僕の息子たいかんと年の近い女の子の二人の子供がいます。
日本から一日かけてはるばるここKelownaまでやって来て、息子もさぞかし疲れたり緊張したりしているかな...なんて少しだけ心配していましたが、それぞれ自己紹介した瞬間から庭に飛び出し遊び始める三人...
未知なる環境に戸惑う息子を期待していた僕としては、いつも通りかよ!って軽く肩すかしです。
小さな子供には、言葉の違いとか環境の違いとか国境とかって、ホント関係無いみたいですね。
さて、子供たちが夢中で遊んでいる間に、家の中を案内してもらい、僕たちが使えるスペースや設備の説明を受けます。
すると、庭先で子供たちの呼ぶ声が!
急いで行ってみると、なんと鹿の親子です。



レスリーとマーリー「夫婦」の家は、Kelownaの町やオカナガン湖を一望できるKnox Mountainという山の中腹にあります。(市街地へ行くバス停は山の下にあるので、毎日が軽めの登山!)
この山が自然公園になっていて、鹿をはじめ多くの野生動物たちが生息しています。
なんとコヨーテもいるらしく、かつて二人が飼っていた犬が襲われたそうです。
大自然に囲まれた国カナダならではの体験を到着早々できて、息子たいかんは大興奮。
もちろん庭には、大きなメイプルリーフの樹。
まさに、That's CANADA ! ですね。

さて、ホストファミリーにわざわざ「夫婦」とカッコを付けていたのには、実は理由があります。
ここカナダでは、近年、法的にも宗教的にも「結婚」をしない「事実婚」カップルが増えつつあります。
多い州では全「夫婦」の約三割、カナダ全体では約一割が事実婚です。
せいぜい仲間内のパーティーだけでもやって、それでお終い...という感じなのでしょうか。
日本のように婚姻届を役所に提出しなくても、二人が一緒に住んでいればそれが「夫婦」と認められ、様々な行政サービスを受けることができます。(もちろん遠距離生活でも手続きすれば可)
さらには、どちらかの姓に統一しなければいけない、なんて決まりも無く、逆に姓を一緒にしたい人たちがわざわざ届け出をするとのこと。
もちろんカナダは同性婚もOK。
世界屈指のリベラル社会です。
僕たちのホストファミリーも結婚式はやっていないとのことで、僕自身が二回も結婚式をしたことを楽しそうに話すと、いつかやってみたいわね、なんて言っていました。
こんな国ですから、バツイチバツニは当たり前。
結婚して、子供ができて、無事に子供たちが巣立って、のんびり二人で老後を過ごせる...なんて風に生涯添い遂げるカップルはカナダでは半分くらいだそうです。

そう言えば、僕の通う語学学校の先生の一人が、こんな話をしてくれました。
来週から弟の結婚式に出席するために休暇を取るのだが、実はちょっと戸惑っている...
弟は二回目の結婚なのだがパーティーの出席者が親族だけで100人もいるのだ、と。
弟と前妻との子供たちはもちろん、前妻の新しい家族たちも来るし、自身の親も離婚しているから、それぞれが新しい家族を連れてくるし、いとこたちも離婚していてそれぞれのパートナーを連れてくるし、そして弟の花嫁さんももちろん二回目の結婚で、前夫とその子供たちも出席するし...で、親族だけで100人超。
「カナダではMasa(僕のことです)たち日本人みたいに結婚式に100人以上出席して祝うことはないのよ。しかもいくらカナダ人でもこんなクレージーなパーティーは聞いたことがないわ!」
彼女は両手で「やれやれ」のポーズとオーバーな溜息交じりに話してくれます。
僕も最初のうちは「それは大変だろうな」なんて聞いてましたが、どことなく漂う彼女の余裕感と誇らしさに、途中から「あれ?これは自慢だったんだ」と気が付きました。
こんな結婚式は日本をはじめ多くのアジア諸国ではあり得ないですからね。
リベラル社会カナダの中でも、先端を行くリベラル一家の自慢話、というわけでした。

話はそれましたが、レスリーとマーリー「夫婦」の家では素晴らしい一週間を過ごすことができました。
僕たちの滞在中に御両親(バイクで北米大陸を旅している老夫婦!)や弟さん(これまた車でカリフォルニアのLAからトロントまで三カ月かけて旅行中!)が訪れてきたりと、二人の素敵なファミリーの「カナダ的生活」を垣間見ることもできました。
わずか一週間という短いホームステイでしたが、僕の記憶に強烈に残る日々であったことは間違いありません。

さて、弱冠三歳の息子たいかんは、どんな記憶を焼き付けたのかな?















posted by 岡昌之 at 14:05| Comment(0) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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