2012年09月25日

父と息子のカナダ紀行@ 〜親子留学 in KELOWNA〜

都内にはいくつもインターナショナルスクールがあるけれど、両親共に留学経験や海外勤務経験が無く子供を通わせているケースは非常に稀です。(というか、そんな家庭の子はまずインターに通わせませんね)
うちの息子をスクールに入れる際も当然面接で理由を問われたのですが、教育方針やら将来の進路などをたどたどしい英語で必死に説明したわけです。
というわけで、ひじょーに肩身が狭かった僕は40才目前にして初めてのホームステイ&語学留学にチャレンジしたのでありました。
39才11ヶ月の父と3才2ヶ月の息子の男二人旅です。

行き先はカナダのKELOWNA。(日本表記だと【ケローナ】とか【ケロウナ】ですが、現地の発音ですと【クロナ】か【コロナ】に近い)
カナダ西岸のバンクーバーから国内線に乗り換えて一時間弱、ロッキー山脈に囲まれた風光明媚な町です。
事前に見た観光サイトなどでは「カナダのハワイ」と書かれていたのですが、まさかカナダのロッキー山脈のど真ん中にそんな「ハワイ」みたいなところがあるわけない、なんて半信半疑で行ってみたのですが...

ごめんなさい、まさに「ハワイ」でした。

と〜っても暑い、でも、気持ちイイ。
オカナガン湖をはじめ多くの湖にはたくさんのヨットハーバーがあり、さまざまなマリンスポーツが楽しめます。
こんなところもあるんですね、カナダって。
畏れ入りました。

   観光サイト http://www.accesskelownamag.com/about_Kelowna/index.html

東京の留学フェアで知り合った現地の語学学校経営者の方に、ホームステイ先も息子の保育園も全部準備してもらい、ドキドキの初体験のスタートです。
さあ、どうなることやら...



                                 KELOWNAの夜明け





posted by 岡昌之 at 13:01| Comment(3) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

父と息子のカナダ紀行A 〜親子留学 in KELOWNA〜

一週間という短い期間でしたが僕はInternational Gateway Kelownaという学校に通いました。
なにせ、自動車学校以来の「学校」で、久し振りの「生徒」役(?)ですから、わくわくします。
一方、息子たいかんは地元の保育園building blocksへ。
こちらも一週間ですが、弱冠三歳のたいかん君、完全アウェイです。
生徒も先生たちも皆初対面ですし、もちろん日本人もいませんし、スタッフの誰もが日本語をまったく喋りません。
これがバンクーバーあたりだと日本人もたくさんいるのでしょうが、ここKelownaはカナダでも有数の白人社会。
人口の95%が白人です。
ファーストフード店の店員やコンビニ店員も、アジア系でもヒスパニックでもなく、白人です。
だから、僕が街を歩いていたり店で買い物をしていると、「どこから来たの?」と珍しがられます。
いまどきアジア人が珍しがられる先進国の町があるなんて思ってもみなかったので、何か特別感がありますね。
(ちなみに、「どこから〜」の後は決まって「どれくらいココにいるの?」と聞かれるんですが、僕が「一週間だよ」と答えると、皆が「え〜〜〜〜〜っ!?」と驚きます。ココを訪れる人たちは最低でも半月はいるそうです。羨ましい...)

さて、月曜日の朝、まずは保育園へ息子を連れて行きました。



芝生の園庭がきれいな可愛らしい保育園です。
とてもPOPな雰囲気に、息子は早くも大興奮。
でも、初めて見る先生たちや子供たちを見て、さすがに身体が固くなり、僕にしがみ付いて離れません。
そこで、まず僕が子供たちと遊び始めました。
BRIOの鉄道テーブルがあったので、何人かの子供たちと一緒に列車ごっこです。
すると、面白そうに遊んでいる僕らを見ていた息子は、いつの間にか加わってきました。
そして息子が他の子と夢中になり始めた頃を見計らって、僕はそ〜っとフェイドアウト...

初めての環境に緊張する子供をスムーズに馴染ませるには、この方法が一番だと僕は自分の経験上思います。
間違っても、「ほら、行きなさい」と言ってはいけませんね。
逆効果ですし、子供が新しい環境に対して億劫になってしまうでしょう。
まず自分がやって見せるのが大切です。


さあて、次回は僕の初登校です。
では。


















posted by 岡昌之 at 14:27| Comment(0) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月05日

父と息子のカナダ紀行B 〜親子留学 in KELOWNA〜


さて、息子たいかんを保育園に預けた僕は、Kelownaの町の中心部にあるIGKへと向かいました。
ショッピングモールの二階にあるこの語学学校に着くや否や、いきなり英語力のテストが始まります。
今週から新たに入学する七名と一緒に45分程の筆記テスト。
大学入試(20年以上昔の話)以来の英語テストに、40歳手前オヤジは悪戦苦闘です。
そしてその後は、先生との対面インタビュー。
初っ端の一時間で、もう涙目状態…
己の英語力の低さに打ちひしがれ、これから一週間大丈夫だろうか?…と今更になって不安がよぎります…
なんて不安がっているのも束の間、その次は学校の外へ。
学校からバスターミナルまでの行き方とバスの乗り方、そして町役場で定期券や回数券の買い方を教えてもらい、町の中心部の簡単な説明を受け、再び学校へ。
そんなこんなで、もうランチの時間です。
ホームステイ先で作ってきた弁当を食べながら、ふと息子のことを思い出しました。
あちらは楽しくやっているかなぁ…
たいかんのことだから、すっかり馴染んでいるんだろうなぁ…
なにせ彼の大好きな「金髪の」若い先生だらけだったもんなぁ…
今頃デレデレしてるんだろうな、たいかん…
浮かれている息子の顔が目に浮かびます。

さていよいよ午後からクラスでの授業が始まります。
朝のテストの成績別に各レベルのクラスへ振り分けられ、僕はレベル3クラスとなりました。
スイス人が三人、イタリア人が一人、そして日本人が僕を含めて五人のクラスです。
午後クラスは、質問や議論、そして発表などを中心とした「喋る」授業
怒涛の英語の雨あられです。
でも、先生がところどころメインテーマから脱線してくれるので、緊張していた僕もリラックスできて、楽しく授業は進行していきました。
ちなみに午前中のクラスは、グラマーを中心とした(主に時制ですね)授業でした。
一方的に先生の話を聞くような時間はほとんど無く、ほぼ皆でディスカッションしながら授業は進みます。
まずマインドをオープンにすることが、クラスに馴染んで授業に参加していく第一歩です。
「英語を学ぶ」というよりは「コミュニケーションする姿勢をつくる」ことを学びにきているんだな、と気付くと頭がスムーズになってきたような気がします。
最初の心配はどこかに吹っ飛び、とても有意義な時間を過ごすことができました。

そんなこんなで、あっという間に金曜日になり、もうこの学校とお別れです。
毎週金曜の夜は、その週でKelownaを離れる生徒たちのお別れパーティーが一晩中盛大に行われるそうですが、生憎三歳の子連れの身ですので、残念ながら参加しませんでした。
でも、僕と息子はホストファミリーと毎晩素晴らしい夜を過ごせました。
次回はホストファミリーの話をしましょう。


ところで我が息子君ですが、案の定、地元保育園をすっかり気に入ってしまいました。
二日目の朝など、先生を見るや否や駆け寄ってハグとキスです。
ちなみに一番のタイプはケイティだそうで。
君はどこでも生きていけそうだね…


posted by 岡昌之 at 14:26| Comment(0) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月09日

父と息子のカナダ紀行C 〜親子留学 in KELOWNA〜

今回は、僕と息子の記念すべき初ホームステイ先のホストファミリーの話をしましょう。
僕らを迎え入れてくれたのは、レスリーとマーリー「夫婦」です。
この「夫婦」には、この秋から小学校に入学する男の子と、僕の息子たいかんと年の近い女の子の二人の子供がいます。
日本から一日かけてはるばるここKelownaまでやって来て、息子もさぞかし疲れたり緊張したりしているかな...なんて少しだけ心配していましたが、それぞれ自己紹介した瞬間から庭に飛び出し遊び始める三人...
未知なる環境に戸惑う息子を期待していた僕としては、いつも通りかよ!って軽く肩すかしです。
小さな子供には、言葉の違いとか環境の違いとか国境とかって、ホント関係無いみたいですね。
さて、子供たちが夢中で遊んでいる間に、家の中を案内してもらい、僕たちが使えるスペースや設備の説明を受けます。
すると、庭先で子供たちの呼ぶ声が!
急いで行ってみると、なんと鹿の親子です。



レスリーとマーリー「夫婦」の家は、Kelownaの町やオカナガン湖を一望できるKnox Mountainという山の中腹にあります。(市街地へ行くバス停は山の下にあるので、毎日が軽めの登山!)
この山が自然公園になっていて、鹿をはじめ多くの野生動物たちが生息しています。
なんとコヨーテもいるらしく、かつて二人が飼っていた犬が襲われたそうです。
大自然に囲まれた国カナダならではの体験を到着早々できて、息子たいかんは大興奮。
もちろん庭には、大きなメイプルリーフの樹。
まさに、That's CANADA ! ですね。

さて、ホストファミリーにわざわざ「夫婦」とカッコを付けていたのには、実は理由があります。
ここカナダでは、近年、法的にも宗教的にも「結婚」をしない「事実婚」カップルが増えつつあります。
多い州では全「夫婦」の約三割、カナダ全体では約一割が事実婚です。
せいぜい仲間内のパーティーだけでもやって、それでお終い...という感じなのでしょうか。
日本のように婚姻届を役所に提出しなくても、二人が一緒に住んでいればそれが「夫婦」と認められ、様々な行政サービスを受けることができます。(もちろん遠距離生活でも手続きすれば可)
さらには、どちらかの姓に統一しなければいけない、なんて決まりも無く、逆に姓を一緒にしたい人たちがわざわざ届け出をするとのこと。
もちろんカナダは同性婚もOK。
世界屈指のリベラル社会です。
僕たちのホストファミリーも結婚式はやっていないとのことで、僕自身が二回も結婚式をしたことを楽しそうに話すと、いつかやってみたいわね、なんて言っていました。
こんな国ですから、バツイチバツニは当たり前。
結婚して、子供ができて、無事に子供たちが巣立って、のんびり二人で老後を過ごせる...なんて風に生涯添い遂げるカップルはカナダでは半分くらいだそうです。

そう言えば、僕の通う語学学校の先生の一人が、こんな話をしてくれました。
来週から弟の結婚式に出席するために休暇を取るのだが、実はちょっと戸惑っている...
弟は二回目の結婚なのだがパーティーの出席者が親族だけで100人もいるのだ、と。
弟と前妻との子供たちはもちろん、前妻の新しい家族たちも来るし、自身の親も離婚しているから、それぞれが新しい家族を連れてくるし、いとこたちも離婚していてそれぞれのパートナーを連れてくるし、そして弟の花嫁さんももちろん二回目の結婚で、前夫とその子供たちも出席するし...で、親族だけで100人超。
「カナダではMasa(僕のことです)たち日本人みたいに結婚式に100人以上出席して祝うことはないのよ。しかもいくらカナダ人でもこんなクレージーなパーティーは聞いたことがないわ!」
彼女は両手で「やれやれ」のポーズとオーバーな溜息交じりに話してくれます。
僕も最初のうちは「それは大変だろうな」なんて聞いてましたが、どことなく漂う彼女の余裕感と誇らしさに、途中から「あれ?これは自慢だったんだ」と気が付きました。
こんな結婚式は日本をはじめ多くのアジア諸国ではあり得ないですからね。
リベラル社会カナダの中でも、先端を行くリベラル一家の自慢話、というわけでした。

話はそれましたが、レスリーとマーリー「夫婦」の家では素晴らしい一週間を過ごすことができました。
僕たちの滞在中に御両親(バイクで北米大陸を旅している老夫婦!)や弟さん(これまた車でカリフォルニアのLAからトロントまで三カ月かけて旅行中!)が訪れてきたりと、二人の素敵なファミリーの「カナダ的生活」を垣間見ることもできました。
わずか一週間という短いホームステイでしたが、僕の記憶に強烈に残る日々であったことは間違いありません。

さて、弱冠三歳の息子たいかんは、どんな記憶を焼き付けたのかな?













posted by 岡昌之 at 14:05| Comment(0) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月10日

父と息子のカナダ紀行D 「The Words Don’t Fit the Picture」

Kelownaでの一週間のホームステイを終えた僕と息子のたいかんは、日本へ帰るためにVancouver(バンクーバー)へやって来ました。
ここバンクーバーはカナダ西部地区最大の都市というだけでなく、世界でも有数の国際都市、まさにコスモポリタンです。
道行く人たちを眺めていると、東京でも見かけないような国々の人たちがたくさん歩いています。
そしてゲイカップルの多いこと。
リベラル国家カナダの中でも一二を争うリベラル都市バンクーバー、ここに暮らす全カップルの内一割弱が同性カップルとも言われています。
世界的大企業が一通りあり、名門大学のThe University of British Columbiaがあり(日本の東大とか京大なんかより遥かに世界ランク上位です)、そして、Emily Carr Institute of Art and Designをはじめ、有名アートスクールなんかもたくさんあります。(ちなみに、僕らのホストファミリーのマーリーはこのエミリー・カー芸術大学の卒業生で、家の中には彼の作品がたくさん飾ってありました)
世界中から高学歴・高収入・高意欲・高センス・高トンガリな人たちがここバンクーバーへ集まって来ているわけで、その匂いというかパワーというか、なにか独特の空気感が街を歩いているだけで肌からヒシヒシと伝わって来ます。
息子たいかんもそんな空気を感じ取ったか、いつになくカッコつけているような…



これは滞在先のホテルの目の前にあったバンクーバー中央図書館前での写真。
「あれ何て書いてあるの?」
「The Words Don’t Fit the Picture だよ」
「どういう意味?」
「う〜ん...難しいなぁ。目に見えているものとそれを表現する言葉との関係の難しさを言っているのかなぁ?」
なんて、早速僕らに哲学的な会話をさせてしまう街、バンクーバー。




息子のポーズも自然とクールにヒップでポップな感じになってきます。

さて、僕らは一路グランビルアイランドへ。
そこはバンクーバー市内でも屈指の「アート」な島です。

ではまた。


追記
「The Words Don’t Fit the Picture」の作者は、バンクーバー在住の日系カナダ人アーティストRon Teradaさんです。
図書館にこういうものをドカンと置いてしまうバンクーバーっ子の心意気に、僕は心底嬉しくなってしまいました。

Ron Terada, The Words Don’t Fit The Picture, 2010: Known for his text-based works including paintings and signs, Vancouver-based Terada was a natural fit to create a work for Vancouver’s Central Library. This free-standing sign, comprised of glowing bulbs, harkens back to an era in the city’s past of striking, iconic neon signs. As Terada as stated, “Taken within the context of a public library, the work touches upon – in a very poetic way – the use of words and language as boundless and imaginative, as a catalyst for a multiplicity of meanings.”
posted by 岡昌之 at 17:04| Comment(0) | 父子旅 カナダ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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