2012年12月19日

祝! ボーディングスクール元年

来年2013年は「ボーディングスクール・イヤー」になるかもしれない。
その理由のまず一つ目。
長野県の軽井沢に開校するISAK(International School of Asia,Karuizawa)である。

   <こちらは2012年のサマースクールの様子>


日本初の全寮制のインターナショナルスクールであるISAKは、2014年度から第一期生がスタートするのだが、来年中には教諭陣が揃い、校舎や寄宿舎などの施設が完成するであろう。
かなりの話題になること間違いない。
硬直化した日本の教育界に一石を投じてほしい。

さて二つ目。
2013年のNHK大河ドラマは新島八重を主人公にした「八重の桜」である。
今までこの女性の名前だけしか知らなかったが、wikiを見る限り、非常に興味深いエピソード満載の僕好みな人物だ。
そして八重の夫、新島襄は、言わずと知れた同志社を創立するなど明治日本の教育の土台を作った人物。
そして、なんと彼は日本人初のボーディングスクール卒業生(マサチューセッツの名門校フィリップス・アカデミー)でもある。
さらには、当時も現在も全米No1のリベラルアーツ大学であるアマースト大学で、これまた日本人初の学士号取得。
まさに、国際派教養人の先駈けである。

ところで、日本ではこのリベラルアーツ大学の知名度が何故か低い。
ハーバードやイエールなどいわゆるアイビーリーグから比べると、まったくと言っていいほど知られていないようだ。
しかし世界のトップクラスの人物の多くは、このリベラルアーツ大学を経てからハーバードなどの大学院へと進む。
現に、「オバマ&ヒラリー」コンビは二人とも大学はオクシデンタル(オバマ)とウェルズリー(ヒラリー)とリベラルアーツの名門大学である。
ボーディングスクールも、その大学版であるリベラルアーツ大学も、少数精鋭の寝食共有型エリート養成教育機関といえる。
(さらに詳しく知りたい方は、下のリンクにある石角莞爾氏の著書「アメリカのスーパーエリート教育」をオススメします。日本人の平均的感覚からするとタイトルに抵抗感を覚える方もいるかもしれませんが、内容は教育に関して「当たり前」のことが「当たり前」に書かれています。いかに日本的平均感覚が「当たり前」でないのかがよくわかる良書です。)


さて、そろそろ時間となりました。
最後に、新島襄がアメリカの友人に送った手紙から、彼の八重評を見事に表した一文を引用してお仕舞いにいたしましょう。

「彼女は見た目は決して美しくはありません。ただ、生き方がハンサムなのです。私にはそれで十分です。」

いや〜、素晴らしい。
ほんと、綾瀬はるかじゃもったいないですよ。
僕がプロデューサーだったら、野田聖子にオファーしますね。
伝統社会からの引きずられ方と自己表現意欲のバランス(アンバランス感?)が、この二人よく似ていると思うのですが..
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posted by 岡昌之 at 12:38| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

ASIMOに首ったけ



息子たいかんのマイブームが恐竜からASIMOへと変わった。
僕ら親子はこのところ日本科学未来館へASIMO詣でに忙しい。
ここでは毎日2回ASIMOの実演ショーが行われているからだ。
家でも毎日何度も何度もASIMOショーの再現に付き合わせられている。
彼のASIMOのモノマネもかなりの域に入ってきた。
おそらくここ未来館の、最年少コア・リピーターではなかろうか。
もちろん、プラネタリウムも欠かせない。
彼のお気に入りは『BIRTHDAY』。
素晴らしい作品だ。

ロボット好きの息子は、YouTubeで映画『フランケン・ウィニー』の予告編を見つけ、これも毎日飽きもせず何度も何度も見ている。
先日六本木ヒルズへ行った際、この映画のポスターを見るや否や「絶対に観る!」と言い張り、ついに映画館デビューも果たした。
どうやら満足だった様子。
この映画はティム・バートンの半自伝的作品で、彼の少年時代のエピソードがたくさん散りばめられている。
その上に、現在のアメリカ社会における「キリスト教根本主義」や「反科学の風潮」といったものへの批判がさり気なく味付けされている。
論理的科学的批判精神を子供たちに教えようとするポーランド移民の科学の教師が、オランダ系プロテスタント(所謂WASPね)が多数を占める保守的なPTAの圧力で追放される際に叫ぶ最期のセリフが、僕の胸に突き刺さった。

「この国には もっと科学者が必要だ!」

そうなんです、ティム。
僕の国にも必要なんですよ。
アメリカのみならず、お隣韓国でも近頃キリスト教根本主義の教科書を採用する学校が増えてきたというニュースを先日見た。
進化論を真っ向から否定し、本当に人間は神が作ったという「創造論」をもとに書かれた教科書で授業する学校だ。
最近ボーディングスクールを紹介するブログを書いたが、もしも本当にボーディングスクールへ行く時には注意すべきことがある。
その学校がある州や地域がキリスト教根本主義の影響が強いかどうか、ということだ。
行ってみたら、「創造博物館」が町にありました、なんてシャレにならない。


そういえば、こんなモノを見つけた。
ヒューマノイド・スリーピング・バッグ、つまり人型寝袋。
これに入れば、どこでも自由に眠れる。
12月になると、朝方繁華街や駅の近くの路上で寝ている人を見かけるが(以前より少なくなったけど)、あれは実に寒そうだ。
自制心に不安がある人は、飲む時にこれを着て飲めばいい。
これさえ着てれば、どこでも好きなところで力尽きても安心だ。
僕はこのシンプルなデザインのものが気に入った。
ちょっと手を加えれば、きっとASIMOになりそうだ。





posted by 岡昌之 at 11:20| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月22日

子どもの感性



六本木ヒルズで開催されている会田誠展は、すべての小さな子どもを持つ親にお薦めしたい展覧会だ。
僕と同じ新潟県出身の偉大な芸術家会田誠を、僕は勝手に新潟県が生んだ三大巨人の一人だと思っている。
田中角栄とジャイアント馬場と、会田誠。
さて、うちの息子たいかんも、もう二度も遊びに行っている。
入口に巨大な金屏風。
そこには無数のゴキブリたち。
もう、のっけから僕は興奮を隠せません。
(注意:撮影が許可されている作品は、このゴキブリ金屏風と巨大黄金ウンチだけなので、来館された方は是非記念写真を忘れずに)
いつもはあまりパッとしない企画ばかりの森美術館ですが、今回はひと味もふた味も違います。
炸裂しています。
混沌としています。
でも、他人にどう見られるかも、ちょっぴり意識しています。
僕は少年時代に戻ったような錯覚を覚えました。
オトナがこんなですから、子どもはもう大喜びです。
「おっぱい!おちんちん!うんち〜!」
ず〜っと連発です。
大好きなASIMOもありました。
HONDAのASIMOとSONYのAIBOたちが、福島の原子炉格納庫にうじゃうじゃと群がって鎮静作業をしている作品です。(アトムは参加禁止ですね、やっぱり)
なんと18禁エリアもあります。
いえ、正確には「18歳未満の方および、このような傾向の作品を不快に感じる方のご入場はご遠慮ください」でした。
当然僕は遠慮なんかしません。
「ママと同じだ〜」と息子も大喜び。
そんな僕ら親子だけの歓声が、静かな会場内に響き渡っていました...

さて、この日の森美術館には親子連れは僕らだけでした。
いつもなら子どもたちも結構います。
なぜでしょうか?
それは、三階のチケット売り場でお姉さんが親子連れに「この展覧会は、あまりお子様向きではありませんよ」と何とも親切に説明していたためかもしれません。
エレベーターで一緒だった親子は、「子ども向きじゃないらしいから、やめておこうか」と話してました。
残念です。
ひじょ〜に残念です。
これ、子ども向き企画ですよ。
だって、始めから終わりまで「おっぱい・おちんちん・うんち」の世界ですよ。
子どもの大好きな三大要素じゃないですか?
なぜ、来ていたおっさんおばさんたちは無言で真剣にこれらを鑑賞できるのでしょうか?
なぜ、作品の解説なんかを真顔で読み、額にしわ寄せて作品に顔を接近させて何かを確認しようとしているのでしょうか?
おかしいですよね。
変態ですよね。
なぜ素直に言わないのでしょうか?
「おっぱいだ!おちんちんだ!うんちだ!」って。
だって、それ以上でもそれ以下でもないんです。
たぶん作った本人もそうだと思います。
子どもは正直です。
思ったことしか言いません。
それでいいんだと僕は思います。
意味や理由を無理繰り後付けしようとするのは、オトナの良くない習慣です。
そういうことをするのは、嘘をついていたり何か忘れたいことがある時です。
我が息子たいかんは、美術館を後にする際に素敵なコメントを僕にくれました。

「たいかんは みんなはだかでも いいとおもうよ」

涙が出そうになりました。
自分の育て方に間違いはなかったと救われる思いでした。
僕はすべての小さな子どもを持つ親たちに、この会田誠展をお薦めします。
子どもと一緒に叫び笑ってください。
くだらない解説など読まずに、アドリブで面白いストーリーを作ってあげてください。
アタマのキレと回転がかなり求められますが、子どものため自分のためだと思って楽しんでください。
きっと「親力」がアップします。
人間も柔和になります。
これぞ、Ph.Dadへの道です。





posted by 岡昌之 at 01:45| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月26日

Ph.Dadの推薦図書



あなたがパパになるとわかった時に、ぜひ読んでほしい一冊の本がある。
内藤寿七郎『育児の原理』
この明治生まれの著者は、愛育病院名誉院長にして、日本小児医学会名誉会長。
近代日本の出産育児のカリスマである。
そのカリスマの書いたバイブルであるから、装丁もまたカリスマ的だ。
まるでそれは、新しく生命を授かる人のみに許された禁断の書。
数ある育児書の中でも、その存在感は群を抜いているだろう。
ぜひ、パートナーに付添って病院や産婦人科に行くことがあるなら、この本を持って行くことを僕は推奨する。
待合室や廊下の長椅子でこの本を読みながらパートナーを待つあなたの姿は、僕が考えられる最高の「父となる男」の姿だ。
そんなあなたの姿を看護士や助産師が見たら、女性の出産や生まれてくる子に対してここまで真摯に考えてるいるのかと感動し、こういう人には最大限協力してあげようと思うはずだ。
また、産科医が見たら、この人には適当なことは言えない、忙しくても手は抜けぬ、と考えるだろう。
そして、待っている他の妊婦さんたちがあなたの姿を見たら、なんて素敵なパパさんかしら、こんな理解のある男がもっとたくさんいたら妊娠生活ももっと違ったのに…と羨むだろう。

それくらい、この「育児の原理」という本には圧倒的なパワーがある。
その真紅のカバーを手に持つ者を、一人の哲学者に仕立て上げる力を有するのだ。

だから、間違ってもこの本に安っぽいカバーを被せてはいけない。
真っ赤なバイブルをこれでもかと見せつけなくてはいけない。
そうすることで、あなたは産婦人科で一目置かれるだろう。
医師に恐らく便宜を計ってもらえ、助産師には優しく接してもらえ(大事なことなんですよ)、最高の出産を経験できることだろう。

僕は妻の妊娠中にそうやって産科内で女性たちから密かな注目を集めていた。
「あの人は、何者かしら」と。
平日の真昼間でも毎日付き添っていたからでは決してない。
この本のおかげだと僕は信じている。






タグ:育児 Ph.Dad
posted by 岡昌之 at 09:14| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月20日

幼児の早期教育について

よく幼児の早期教育に抵抗感を示す人がいる。
特に、男性。
こういう人たちの心理を説明すると長くなるので、結論だけ言おう。

「幼児の早期教育は重要である!」

しかし本当に重要なのは、その内容だということは言うまでもない。
僕が子育てをしていく上で、こだわったところは二点。
一つは、「観察能力」。
もう一つは「イメージする力とそれを表現する語彙」。
とりあえずこの二つが幼いうちに身に付けば、そのあとの教育はどうにでもなると考えていたからだ。

首が座るか座らないかという頃から、僕は子どもを抱っこして歩き回った。
ひたすら話しかけることができるように、なるべくベビーカーは使わないようにした。
自分を取り巻く世界にある、あらゆるモノの名前や現象について説明した。
公園の植物に付いているプレートに書かれている名前や英語名、そしてラテン語表記の学名も読んであげた。
池の噴水でできる波紋の不思議や夕陽の美しさなんかも語り合った。
まだ生まれて数ヶ月の赤ん坊に。
彼が視線を送ったり興味を示すもの全てを説明してあげたのだ。
おしゃべりができるようになった頃からは、毎日移動する間は「発見ゲーム」。
歩きながら交互に何かを発見し合うゲームだ。
これをしていると、移動中子どもがボーっとしている時間がなくなる。
いつも何かを見つけてやろうという姿勢が身につく。
そしてたくさんモノやコトを覚えると、そこに関連性が生まれそれらがだんだん繋がっていく。
すると、"何か"の先にある"もの"のイメージがわくようになる。
そうなればもうしめたものだ。


最近子どもの理数系離れが言われているが、たぶん日本社会の極端なまでの母子密着も原因の一つではないかと僕は考えます。
幼い子どもと一番長い時間を過ごすママさんたちは一般的に概念や抽象思考が苦手で、良くも悪くもとても現実的です。
将来役に立つか立たないかでモノゴトを判断する傾向が多いように見えます。
でも、一見なんの役にも立たないようなものの中に、”将来”じゃなくて”人生”において、”学校や仕事”じゃなくて”世界”においてとても重要だったりすることが隠されていたりするわけです。
そうですよね、パパさんたち?

<
「小学生から」って書かれていたら、二歳くらいから読んであげましょう。
僕はそれくらいの目安で子どもに接しています。




posted by 岡昌之 at 00:35| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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