2014年12月04日

ベラがGSにやって来た!〜東ティモールのグリーンスクール計画A

僕が支援している「東ティモールにエコ・スクールを作ろう計画」の中心人物ベラが、バリのグリーンスクールにやって来ました。

突然の訪問だったのですが、運よく学校首脳陣ともじっくり話す機会を得て、アイデアを共有し、今後のベラの学校とバリの本家GSとの連携も見えてくる充実した一日となりました。

この訪問によって多くの可能性が広がることを、期待せずにはいられません。



この日GSを訪れたのは、ベラとパートナーのイラム、そして彼女たちを支援するEarth Companyの明日香さんの3人。

まずはGSのコミュニケーション・マネージャーのアーマと今日一日のスケジュールを打ち合わせ。



アーマは環境問題やエコシステムの専門家で、様々な環境活動にも参加しています。

東ティモールのグリーンスクール計画へも非常に関心を持ってくれて、さっそく話が盛り上がりました。

たまたま近くにいたGSの校長ジョン・スチュワートを捕まえて、少しでも話を聞いてもらおうと交渉したところ、「ああ、君のフェイスブックでの投稿を見たよ。面白そうだね」とOKしてくれました。



少しの時間だけ、というはずでしたが、教育論や社会との関わり方、注目や資金の集め方など幅広い議論が白熱して、かなりの時間を語り合いました。



本当にジョンは、熱い校長です。

そんなジョンとの白熱ミーティングでずいぶんと時間が押して来たので、急いでキャンパスツアーに出かけました。



一か月後に赤ちゃんが生まれる明日香さんも、興奮してお腹の中からキックを連発する我が子をなだめながら、ツアーに同行です。

ここグリーンスクールは、よくて砂利道、そのほかは滑りやすい土や石の道ばかりなので、慎重に進みます。



ベラの学校創りは、東ティモールの子供たちに自然環境の尊さを教え、農業を通して社会の活性化を図るという趣旨で始まった計画なので、農業に関してひときわ強い関心があるようでした。

男尊女卑が強く、社会的地位が低い東ティモールの女性たちを何とか自立させたいというベラ。

そのカギは農業と観光にあると確信しています。



また、エネルギー問題も東ティモールでは非常に重要なテーマとなります。

東ティモールは世界一石油に依存した社会構造なので、エネルギーの自立も最重要課題。

ここGSの太陽光発電システムは、フランスの大手企業AKUO ENERGYからの寄贈ですが、ベラの学校も多くの注目を集めることによって、こういった支援者を集めることが必要です。



ベラたちが進める東ティモールのグリーンスクールは正式な学校法人ではなく、子供たちが放課後や休みの日にやって来る学校です。

東ティモールでは多くの人々がとても貧しい生活をしていて、子供たちは学校が休みの日に親たちと遊んでもらうことができません。

そもそも学校に行けない子供たちも多くいます。

そんな子供たちが路上で多くたむろしていて、これがさまざまな犯罪の温床にもなり、大きな社会問題となっています。

しかも夏休みが約3か月もあるという事情が、この問題に拍車をかけています。

そこでベラの学校では、休みの期間中に子供たちが寝泊まりしながら生活できる場を与えるために、ここ本家GSのようにキャンプ施設も充実させようと考えています。



学校内にこれだけの規模のキャンプ施設がある学校は、世界広しといえども、ここグリーンスクールだけです。

ベラもOMGを連発して感動していました。



現在約100名が宿泊できるグリーン・キャンプには、世界中から多くの子供たち、そして大人たちがやって来ます。
(学校単位だったり、プロジェクトチームや企業単位だったり。日本からは参加者が少ないので、ぜひお越しください!盛り上がること間違い無しのこんな施設もあります。)



キャンプ運営チームとも意見交換。

東ティモールの子供たちだけでなく、世界中から様々な人たちにキャンプに来てもらい、より多くの人たちに東ティモールへの関心を持ってもらうことが重要ですので、このグリーンキャンプとの連携は欠かせません。



ゴミの分別・処理や資源のリサイクル意識も東ティモールにはまだまだ欠けていて、ベラの目指す環境教育では重要なテーマ。

というより、ここバリ島もそういった意識が驚くほど欠けています。

各家庭で分別しても、業者が集めた後は全て一緒くたにされ、観光客の目に入らないところにある巨大なゴミの山に投げ込まれるか、運が悪ければその辺に不法投棄されるのがオチです。

だからここGSでは生徒や保護者たちに、家庭ごみを学校に持ってくるように勧めています。

学校(というより生徒たち)が責任をもって信頼できる業者に処分を任せているわけです。



セントラルキッチンも視察。

東ティモールの5歳以下の低体重率は世界最悪と言われています。

家で満足に食事ができない子供たちにとっては学校給食が唯一ともいえるまともな食事なのですが、その学校給食もお粗末なものだそうです。

ベラの学校では、そんな子供たちが自分たちでオーガニック野菜や果物を育て、お腹いっぱい食べられるようになることも目標としています。

ここグリーンスクールで作られる食べ物は、世界一美味しくて素晴らしいものだと僕は常々思っています。

今まで世界のいろんな学校で給食を食べましたが、間違いなくGSが一番です。

東ティモールの子供たちにも、ここの食事に負けないくらい美味しいご飯をたくさん食べてほしいな!

GSのキッチンの詳細はこちらにあります。



GSの裏の顔、クリスとランチミーティング。

学校運営の方向性やこの学校を訪れる様々なゲストたちと学校側の調整、ゲストスピーチや特別講義の段取りなど、学校運営のほとんど全てに関わる人物です。

教育への情熱あふれるジョンが表の顔だとしたら、クリスは学校の頭脳であり裏の顔。

さまざまなヒントや重要な話が聞けました。



クリスとの会合の後は、グリーンスクールが世界に誇る建築群、グリーンビレッジへ移動。

あいにくの土砂降りとなりましたが、驚異的なバンブーハウスを視察。
(グリーンビレッジの詳細はこちら)

ベラの計画では、ここGSのように、いずれ学校だけではなく総合エコ・リゾートを東ティモールに作る、という壮大なプランになっています。

世界中から多くのツーリストが集まる場になって、東ティモールを世界にアピールする場にしていきたいとのことです。

夢は広がります。



<現在この計画に対する出資者をREADYFORにて募集中です!>

『東ティモールに国内初のエコ・スクールを開設したい!』



<僕の記事です>
『グリーンスクールに東ティモールの未来を託せ』



2015年01月16日

東ティモールのグリーンスクール計画、TED出演決定!



TEDxDili 2015年3月28日 首都ディリにて!


東ティモールで初めて開催されるTEDに、僕も支援している"東ティモールのグリーンスクール計画"のベラが登壇することになりました!
引き続き皆様の応援よろしくお願いいたします!



READYFOR 東ティモールに国内初のエコ・スクールを開設したい!


<東ティモールについて>

近年の原油高で毎年10億ドルもの基金を積み上げ、昨年168億ドルまで達した東ティモールの石油基金。利息や配当金だけでも毎年6〜7億ドルの収入で、人口100万人程度の国家には十分過ぎるほどの副収入でした。
しかし、その"不労所得"が仇となり、国内産業は独立後も依然として未発達のまま。ついには基金自体を切り崩して国家運営をすることが常態化。そこに昨年からの急激な原油安が襲い掛かります・・・。
2015年度はGDP比20%超の大幅な収入減が見込まれ、この局面が長期化すると国家運営に重大な影響を及ぼすことが予想されます。
しかも油田の埋蔵量は極めて少なく、残りあと20年ほど・・・。

第二次大戦中は、日本とオーストラリア軍の激戦地となり、数千〜万人規模という多くのティモール人が命を落としました。
ポルトガル統治終了後はインドネシアの占領を受け、インドネシア・アメリカ・オーストラリアという大国の間で翻弄され続けた東ティモール。
独立採択から国連統治下時代には、日本の自衛隊がPKOで治安維持に貢献しました。
また多くの日本人が国連関連スタッフとして、この小さく若い国家の基盤作りに奔走したという事実もあります。
現在は原油・天然ガス産出国として、日本にも天然ガスを大量に輸出。(日本の天然ガス輸入相手国の中で輸入高第7位です)
日本ではあまり話題に上ることがなく馴染みの薄い国ですが、日本とはとても深い縁がある国家だと言えるでしょう。

しかし、天然資源以外には産業は皆無。農業も生産性が低く、コメや小麦など主食となるものはほぼ全て輸入で、その他の食料・生活雑貨類も輸入に頼る経済です。
国民の七割が一日2ドル以下で暮らす、アジア最貧国でもあり、低体重児割合もアジア最悪の常態。
慢性的な貧困と安価な輸入食料品は、栄養不足や健康被害を招いています。


「東ティモールの社会の未来を担う子供たちが、安全で栄養値の高い食べ物をお腹いっぱい食べられるように」

そして、

「美しい自然環境を守り、それを観光資源として活かしていく重要さを学べるように」

さらには、

「長く虐げられてきた女性たちに雇用を生み出し、自立した生活が送られるように」


そんな思いを元に"東ティモールのグリーンスクール"計画は構想されました。

バリの"本家"グリーンスクールも、このプロジェクトへの協力を検討しています。

どうぞ皆様も、この大きな夢への支援をよろしくお願いします。


2015年07月01日

ルブロラ・グリーン・スクールが開校したよ!



東ティモールの子供たちのために、健康で豊かな食生活と、美しい自然環境を守り続けるための学習機会を与える学校ルブロラ・グリーン・スクールが、ついに開校しました!



以前何度か記事にも取り上げたこの学校は、ベラという一人の女性が中心となって建設が始まりました。

長期にわたる戦争の傷跡は東ティモール社会に想像以上に深く刻み込まれています。

女性蔑視の文化背景もあり、当初は思うように計画が進みませんでした。

でも、ベラの親友でもある日本人女性明日香さんが共同代表を務めるNGO団体Earth Company が学校作りの支援に立ち上がり、日本からも多くの寄付金が集まって、ついにこの日を迎えることができました。




東ティモール大統領タウル・マタン・ルアクもルブロラ・グリーン・スクールを訪問!

僕の記事を読んでいただき、さらには協力までもしていただいた皆様方には、深くお礼申し上げます。



<それまでの経緯は、こちらの記事にて>

グリーンスクールに東ティモールの未来を託せ

ベラがGSにやって来た!〜東ティモールのグリーンスクール計画A



ちなみに冒頭の可愛いイラストは、東京自由が丘でTERLALU BERKILAU(テルラル ベルキラウ)というお店を構える萌さんが描いたもの。

東ティモールの人たちと、日本人たちをはじめ世界中の力を合わせて、この学校は日の目を見ました。

ここから育つ子供たちが、東ティモールの豊かな未来を作り上げていくことを、心から楽しみにしています。

ぜひ一度訪れてみたいなあ!





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